【認知症・介護費用対策協会の日記Vol.4】

ファイナンシャルプランナーとして、 日々お客様のご相談にのらせていただいております。

介護保険制度って 『介護になったらお金が受け取れるんだと思ってました〜』とおっしゃる方、たまに出会います。

現物支給ではないんです! 相応のサービスが割引で受けられる制度です。

【介護保険制度とは?】

『介護保険制度ってどんなものでしょう?』

介護が必要な方とその家族を、社会全体で支えることを目的に2000年に施行された社会保険制度です。

サザエさんの時代は波平さんが介護になっても、 妻だけでなく娘、義理の息子も同居だし、このメンバーでなんとでもなりそうですよね。 核家族化に、女性の社会進出と情勢も変化し 家族のみでは介護が必要な家族を支えられなくなってきた、、、 そんな家族をサポートするのが 2000年4月よりスタートした「介護保険制度」です!

【他国の介護制度について】

他国の介護制度をきいてみれば、 介護制度先進国のドイツでは、 要介護者が介護サービスを受けられるのはもちろん、 「介護=労働」ということで、 介護する家族に現金の給付があるそうです。

お金を受け取れるので、介護する家族にはきちんと介護研修もあるんだそう。

日本の介護制度は、核家族や女性の社会進出を支援するためにできたので、 現金支給をしたら、やはり女性が家で介護することになり、女性を家庭に縛りつける事になりかねない! ということで、 日本の介護保険制度は、現物支給でなく、 あくまで介護サービスの提供となったようです。

【日本の介護制度について】

日本とドイツ、どちらの国の介護制度のほうが良いかはわかりませんが、 日本の介護制度の目的は素晴らしいことですよね。 目的は素晴らしいけれど、 介護サービスを利用している間も、 家族の支援は必要となり、サービスに任せっきりにはできないから 結局はバリバリ社会にも出られないし、 介護していてもお金は入らないし、 家族の介護で、そんな壁にぶち当たる方は 多いのではないかと感じます。

【いつかの、その時の為に】

誰もが介護する側、される側にいつかなるのであれば、 家族に迷惑をかけないために、 経済面の事前準備はしっかりとしておきたいものです。

最後まで読んでいただきありがとうございます😊

清水真紀