認知症・介護費用対策

認知症にかかったときの医療費と介護費の問題

認知症にかかったときのリスクとしては、本人や家族の精神的な負担もちろんですが、経済的な負担も見過ごせません。治療のために通院したり入院したりすることもあるでしょうし、自宅や施設で介護を受けたりすることも十分に想定できるケースでしょう。

それでは、認知症の治療や介護の費用は具体的にどのくらいなのでしょうか。

認知症の医療費

1人あたりの入院医療費:344,300円/月

1人あたりの外来医療費: 39,600円/月

認知症の介護費

介護サービス利用者の1人あたりの在宅介護費:約219万円/年

介護サービス利用者の1人あたりの施設介護費:約353万円/年

かなりの金額となります。

認知症患者が在宅介護をされながら通院治療を受けているとしたら、219万円(年間の在宅介護費用)+39,600円(月間の医療費)×12ヶ月=約267万/年ということになります。日本では公的医療保険や公的介護保険が敷かれているので、この医療費と介護費すべてを自己負担するわけではありません。しかし、それでも経済的なダメージは大きく、家計への負担は避けられないと言えるでしょう。